教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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腸内細菌学会
 6/15〜16は、神戸のハーバーランドで開催された「腸内細菌学会」に参加させていただきました。 
最終日は、臨床分野からのセッションがあり、消化器内科(消化管・肝臓病)・腎臓内科からの話、そして私が循環器からの話をさせていただきました。 基礎研究に比べると、まだまだですが、いろいろな分野で腸内細菌と疾患発症との因果関係を調査する研究が進んでいます。 
 いつも思いますが、循環器以外の学会は、大変勉強になります。広い視野・視座で物事を見るトレーニングをしていきましょう。

 そう、6/17は、研修医勉強会です。 関連病院の研修医の先生は、是非進んで参加いただき、いろいろなことを学んでください。 ty

研究や仕事で大切なこと
知性の真の証は、知識ではなく想像力である。 Albert Einstein

想像力は大切だが、創造力の方がもっと大切である。 ty


 やっと、大切な仕事がひと段落しました。 溜まっていた、(いわゆる雑用と呼ばれる)仕事をこなしています。 まあ、なんでも仕事は大切ですので、どれも精一杯やりましょう。 ただ、精一杯完成度を高める仕事と、精一杯スピードを上げてやる仕事があるということです。 ty


色々と思うこと
 最近(数ヶ月前くらいから)、『地政学』という用語の入った本がたくさん発刊されています。あまり、知らないことばだったので、何冊か関連する本を読んだりしました。すると、私のイメージでは、国家の行動や歴史的な流れを、地理的な条件から、理由付けしながら考える学問であるということがわかりました。科学でも、scientificに考えることが重要ですが、理論に基づいて考えることの重要性を考えるトレーニングとしては面白いと感じました。 ちなみに、ある本に書いてあった3つの原則を紹介しておきますと、
「国家の行動原理は生き残りである」
「隣国同志は対立する」
「敵の敵は味方」
この原則に従って、国は行動して、歴史が作られてくるようです。 人間関係にも当てはまりそうですが、その反対の行動をとれば、対立は避けられるとも考えられます。 

 私にとって、年間で最も重要案件の研究費の申請が、来週締め切りで、ドタバタしています。でも、常に心に余裕を持ちながら、進めることが重要です。あまりのめり込みすぎると、視野狭窄になりますし、入れこまないと良い仕事ができないかもしれません。いつも、「虫の目・鳥の目・魚の目」を持って、やっていくことを心がけています。 

 5月後半から7月末くらいまでは、本当に色々なところに出かけていく機会が多いです。色々な、医師や研究者・企業の方にお会いすることは、私にとって本当に勉強になります。どうしても、循環器に関連した分野とのつながりが大きくなるかもしれませんが、是非ある物事を広い視野・視座で捉えるようにして、切り口を変える工夫が、より発展性のある展開を望む場合には必要だと思っています。みなさんも、そういう見方をすることを試してみてください。 
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 映画で「ちょっと今から 仕事やめてくる」が放映されるようで宣伝しています。この原作は、かなり以前に読みましたが、なかなか面白かったです。その原作者は、北川恵海さんで、大阪出身の作家です。 他の作品に「ヒーローズ(株)」というのがあり、読み始めると面白くてやめられなくなった記憶があります。個人的には、こちらの方が好きですね(完全にライトノベルなのですが)。 先週に、「続・ヒーローズ(株)」が出版されているのを見つけて、買ったのですが、上記のような時間をとられる仕事があるので、一気には読めていません。(私は、ライトな本や真面目な本を2〜3冊くらいを同時進行で読んだりしてしまうので、こんなことになってしまいます。あまり良くないかもしれません。) この会社は、「ヒーローになりたい方のお手伝いをします!」というのが、売り文句の会社です。 上司の仕事は、この会社の仕事に近いかもしれませんが、中々思うようにはいきません。 もし、ストレスの溜まる状況の方がいらしたら、どれでも良いので読まれると、気分転換になり、元気が出ます。 ty


お知らせ(研修医・大学院受験希望者の方へ)
 お知らせを書いておきます。 後期研修医の先生・関連病院の指導医の先生にまだ医局としてお伝えできていませんが、次年度(平成30年4月入学 = 平成29年中に受験される方)の大学院受験のシステムの変更についてです。

 年に2回実施されていた入試は、1回になります。 さらに、入学試験の実施日が、秋に1回だけになり、冬に入試がなくなります。
 もし、秋〜冬になって、受験しようかと思っても、入学は1年数ヶ月後になってしまいますので、注意が必要です。 

 現在発表されている入学試験実施日は、
    10月21日(土曜日)  です。 
 願書出願が、9/20〜9/27です。 

 かなり早めに、受験を決めたり、準備をする必要がありますので、またお知らせをしたり、入学願書ができたら、関連病院の候補者には、お届けできるようにしたいと思っています。 

 あと、内科専門医プログラムの実施に応じて、初期研修医の先生は不安が多いと思います。 循環器内科としての方針などが分かりやすく理解できる冊子を作成中です。 完成次第、医局にも置きますし、関連病院にも配布します。  参考にしていただければと思っています。

 システムは色々と変わるのは、時代の変化・要望に応じて適応していくために必要ですし、仕方ありません。
 でも、当循環器内科と関連病院で研修・研究などされる人は、心配いりません。 大きなシステム変更なく、適応しております。 遠慮なく相談してください。 また、選んでいただければと思います。 ty

大学院講義を楽しめました 感謝です 
 5/11はKP大学のE先生が、大学院講義で大変楽しく、ためになる講演をしてくださいました。 
Physician scientistが減っている状況で、どう考えるのかを、自らの経験をもとにお話しいただきました。
私は、非常に勉強になりましたし、懐かしい話も出てきて楽しめました。 歴史を学ぶことも大切です....と年寄りになると思います。
個人的には、楽しいことをするのが好きなので、やはり研究はしんどいけれど楽しいと感じます。
まあ、やろうと思わない人が増えているのは残念ですが、医者だけしていても満足できてしまうので仕方がないのかもしれません。
満足すると、人はそれ以上に努力したりしなくなります(一般論です)。私は、できるだけ満足しないようにしたいと思っていますが、これまた満足する方がHappyなのも事実です。 
私の昔のボスが、やりたいヤツだけがヤレば良い.....とよく言われていました。 そうなのかも知れませんが、やらないと絶対に楽しい部分を感じるチャンスはなくなります。 でも強制されてするようなものでもないと思います。 やはり答えはなさそうです。 Enjoy ! できる人は、一緒にやりましょう。 ty

メールのC.C.? LINEは知らん スマホは持たない すべて個人の自由です
 メールでの仕事が増え、PCと向き合うことが仕事のかなりの部分を占めるようになってしまいました。正直、残念です。でも、仕方がないことも理解しています。 連絡もメールで「ホイ」と入り、それを理解していないと、非難される時代になってしまいました。
 ある本の中に、メールのC.C.をどう扱うかを議論して(というか、その著者の意見を書いて)いるのを見つけました。会社によっては、C.C.で上司に知らせることをルールにしている企業もあるようです。確かに、そのようなメールを時々見かけます。
To〜で送られるメールは、宛先が自分なので、手紙と同じく、それを読んで普通は返答すべき…なのは仕方ないですが、C.C.で送られるメールはどうでしょうか? 時間に余裕がある時は、読んで、場合によっては、求められていなくても(いや、実は求められているからC.C.で送られてきているのか?)返答してしまうかもしれません。 チェックマンの上司なら、これ(C.C.での送付)を要求する人もいるかもしれません。でも、個人的には時間に余裕がなければ、おそらく無視する….ことになります。 B.C.C.は使用に意味がある場合もあるように思いますが、これも個人的な意見です。 もし、C.C.を無視されて、イヤな思いをしている人がいるのなら、ちょっと考えた方が良いかもしれませんね。 世の中的に、新しいシステム・習慣というのは人によって、捉え方の常識が異なる場合が多いので、自分本意で考える(自分の常識を人に当てはめようとする)と、うまくいかないことも多いように感じます。ちなみに、私にC.C.で送られた分は、その時のメールの量によりますが、3分の1くらいは、読まずに消えているかもしれません(ごめんなさい)。 LINEが出てきて、スマホをずっと持っていることが当たり前になり、若い人の中では、この返事をしないと仲間はずれにされる…ようなことも聞いたことがあります。自分の常識や価値感を人に振りかざすのは、よくない現象かと個人的には思います。 ちなみに、私はスマホも持ってないし(敢えて持たないし)、LINEなんかするはずもありません。病棟医長をやめてから、携帯電話を携帯することもやめました(カバンの奥の方のどこかにあり、電池が切れてなければブルブル震えるかもしれませんが、まあ気付かないのは想像の通りです。携帯本体ですが、4年以上経過しても、まだ電池を1回充電したら1週間は持ちます。どれだけ、使ってないねん〜という感じでしょうか)。病院にいるときは、しっかりPHSは持っていますので、仕事に必要ならちゃんとしてますよ。
 C.C.に話しを戻すと、C.C.はするな! C.C.しても破棄する!と宣言する社長とかもいらっしゃるようです。まあ、話しは都合よく言えば良いので、部下を信じて任せている…という理論のようです。 まあ、それに賛同して、私もC.C.は捨てることにします(To〜のメールは当然読みます)。 細かなことは、気にせずに! そして、本当に大切なことは、言葉で伝える(報告する)方が良くはないですか? まあ、少し思ったので書いてみました。 ty


人・本・旅
 新年度が始まりました。よく、新人さんに読むことをオススメする本に「社会人1年目の教科書」という本があります。私は、この本を何度も読み返していますが、勉強になります。この本に書いてあることが実践できれば、社会人として最低限、非難されずにやっていけます。この本の著者は、岩瀬大輔さんで、現在のライフネット生命(ネット生命保険の先駆け的な会社)の社長さんです。この本を上梓した頃は、社長ではありませんでしたが、その頃の岩瀬さんの上司で社長が、出口治明さんという人で、この人も多くの本を出版されています。
 私は、(全てではないですが)この人の考え方が結構好きです。仕事の仕方や本を読むこと・考えることの重要性などを伝える本が多いですが、ファクトに基づき、それをしっかり捉えて、自ら勉強して、自分の頭で考えるクセをつけないといけない….ということを色々な例を提示しながら気づかせてくれます。
 例えば、「常識を捨てる能力」などと表現されていましたが、世間の常識に影響を受けないように判断することの重要性を述べられていました。世間的には「待機児童問題」は解決が難しいと捉えられており、現実的になかなか解決していません。彼はアメリカのように幼稚園から(もしくはもっと下の学年から)『義務教育に変えてしまえば良い』…と意見を述べられていました。確かに、今の日本で、小学校1年生で定員オーバーが理由で受け入れられないと言われる人は、1人もいないので、法律を変えて常識を変えてしまえば(投資が必要ですが、政府が本気でそういう努力をすれば)比較的早急に「待機児童」はなくなるはずです。「常識を捨て」て考え、「問題の原点」から考えるクセをつけることが重要だということです。この出口さんは、文系出身かと思いますが、かなり理系的な(科学者的な そしてシンプルな)考え方をされるので、私は合うのかもしれません。 この『原点から考える』というのは、研究では、かなり重要なアプローチの仕方だと思います。 また、出口さんは、「人・本・現場体験(旅行)」がリテラシーを鍛え、人を育てる…ような書き方もされていたと記憶しています。自分を成長させてくれる人と会うこと、読書すること、どの世界でも現場での体験(仕事ではないけれど、旅行での経験)をすることが成長のためには大切ということです。まあ、その通りかと私も思います。その機会を増やすことが、成長のために必要なので、増やす努力をしましょう。ty


うんこ漢字ドリル やるねっ!
 『忖度(そんたく)』という面白い言葉がよく使われていましたね。「他人の心中を推し量ること」ということですが、実際には、「力を持つ上の者の気持ちを先取りし、機嫌を損ねぬよう処置すること」といったニュアンスがあるようです。世界共通にある考えではあると思われますが、いかにも日本的といえばそうだとも思います。ちなみに、和英辞典で調べるとsurmise, guess, considerなどが当てられていますが、guess what he really meansのような訳で少し意味が伝わるのでしょうか? 例の人の外国人記者クラブの会見では、read between the linesのような訳であったと思います。反対にできないとKY(空気が読めない)となるのでしょう。すぐに忘れられてしまいますが、年末には「忖度です」というのが、今年の流行語大賞の候補になると思われます。 
 今日、電車の中で面白い広告を見つけました。「うんこ漢字ドリル」というのが売り出されており、結構小学生に受けて、売れている…というような広告でした。私としては、腸内細菌の研究をして、『うんこ』が研究に取って重要なサンプルですので、その『うんこ』が注目されているのは、悪い気がしません。この漢字ドリルでは、1〜6年生のすべての漢字を書いて覚える例文の中に『うんこ』が入っているようです。 例えば、「うんこファンにはたまらない本が出版された」という例文で、しゅっぱん(出版)という漢字を書いて覚えるようになっているようです。全ての例文に『うんこ』です。一種のイノベーションです。それは、笑ってしまいますよね。でも、面白く勉強するという意味では、受ける一因なのでしょう。漢字
 『うんこ』の研究をしていますが、やっと研究費的にも(私が関われば)臨床研究で比較的安易にできる時代が来ました。誰でも、というわけにはいかない時期にスタートすることが、実は重要です。チャンスは今かと思います。これを読んでいる関連病院の先生で、「腸内細菌叢と疾患」との関連の研究をしたい人は、すぐに私に声をかけてください。相談にのらせていただきます。来年になると、時代遅れになります。何かするなら「今、でしょ!」 ty


新年度
 新年度が始まりました。 多くの新人を迎え、特に診療を担う人の役割が変わったりしますので、うまく伝えられるようお願いしたいと思います。この時に、重要なのは、伝える方が、伝えられる人の立場や気持ちになることです。 案外、伝わらないものです。
 新人は、分からない時は、問題にならないためにも遠慮なく聞くことも重要かと思います。何でも、最初はストレスですし、気も使います。もし、自分に取ってそれがストレスなら、自分が教える立場になった時には、そのことに注意できる人になれば良いわけです。

 個人的には、また主に5年生の学生教育に中心的に携わることになりました。ちょうど、教育の国際認証に向けて様変わりしている時期ですので、そのマニュアル作成に関わっている立場としては、『何が求められているのか?』をしっかりと見極め、循環器内科からメッセージを発していけるようにシステムを変えていきたいと思っています。(既に、この4月から一部、新システム・新方式を導入しました)

 我々の研究グループに関しては、昨年にS先生が栄転された後も、E先生の留学や、来年の留学を見据えたM先生の移籍など、中心的な人が抜ける結果となりました。この流れは、各個人にとって”より難しい、チャレンジングな選択”ができた...という意味で、大変喜ばしいことです。 一見、ピンチに見えるかもしれませんが、そういう時がチャンスなのです。既に幾つかのEXPANDのVISIONが目の前にあります。とうとう(やっと?)、腸内細菌研究も(研究費的にも、戦略的にも)いろいろな疾患でできる目処が立ちました(やりたい人は、どれくらいの予算で.....というところまで、相談してください)。

 まあ、いろいろとあるのは当たり前で、無いことの方が問題です。(無い人は、チャレンジしていないということです) さあ、新年度を迎えて、またいろいろなことに挑戦して、ENJOYしてください。 みんな、がんばれ!! ty

年度末 
 3/29~30は、留学から帰ってきて、新年度から活躍していただける先生が帰国され、大学にこられて久しぶりにお会いしました。苦労も多かったであろう留学ですが、皆満足した顔で帰って来られます。別名「人生の夏休み」、でも人生の中で、医者以外のことに思う存分のめりこめる時間が留学です。
 私は、大学院の時から、半分以上医者(循環器内科医、Physician)を捨てて、科学者(Scientist)としてのトレーニングを始めました。医学(循環器内科学)は捨てていませんので、それは楽しい経験で、その後も科学の最先端を感じて、学ぶために留学をしました。いっぱい頭を打つ経験もして、人間的にも丸くなったと思いますし、色々と失敗をすると優しくもなれます(研究グループの人には、あまり優しいとは思われていないかもしれませんが)。科学的に考えられるようになるトレーニングは、医師としても必ず役に立ちますし、ぜひされた方が良いと思います。
 みなさん、普通に循環器などの「専門医」を目標にされる方が多いように思います。私の個人的な意見で言えば、専門医は確かに小さな目標の一つであるのかもしれませんが、それを取得しても、大きく何も変わりません。その過程は、勉強としては大切ですので、まあ正直一つの過程でしかありません。ちなみに、私は留学する前に循環器専門医を取得しましたが、その時は世界で初めてマウスの冠動脈造影を撮影してCirculationに発表した実験をしていた頃です。人ではなくマウスの循環器専門医をしていた時期でした。本当に、人の循環器専門医になったのは留学から帰国して教官をして数年経過してからでしょうか? でも、いろいろなことにチャレンジする方が人生は楽しいと、心のそこから思っていますし、その頃は本当に楽しかったです。
 3/31は、4月から新研修医として働き始める方が、大学に来られます。知っている人も多く、久しぶりにお会いする人も何人かいますので、楽しみです。次年度からメンター制度も始まるようで、指導医クラスの医師に色々と相談しながら研修に頑張って欲しいと思っています。 ty