教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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自由
「自由は責任を意味する。だからこそ、たいていの人間は自由を恐れる」ジョージ・バーナード・ショー
 人は、自由を主張しながら、それを恐れている。物事を進めたり、特に変化するとき、一見改革に賛同しながらも、いざ始まるとさまざまな抵抗が生まれるものである。 大阪のリーダーHさんが、この力にほんの僅差で敗れ、一旦政界から撤退されます。 日本は変わりながら成長してきた歴史があります。 変わることを拒むのは、成長を阻害してることになります。 積極的に変わることを意識しましょう。 ty

「川を上れ、海を渡れ!」
 久しぶりに、良い言葉を紹介したいと思います。 最近、発刊された、竹中平蔵さん(慶應大学教授・小泉政権時の経済財政政策担当大臣)の書かれた本の最初に挙げられた言葉です。 
 後ろの「海を渡れ」は誰でも理解しやすい、「留学するなり、海外の事例や経験を学び、活かしなさい」というメッセージです。最近、海外留学をする日本人が減少していることも踏まえての言葉かと思います。 循環器内科としては、本年度に5人の先生を海外留学に送りだしました。 若手のみなさんも、負けずに海を渡ってください。 まず、思うこと、意識すること...そこから始めましょう。 
 「川を上れ」とは、どういう意味でしょうか? この川の流れは、時間の流れだそうです。 すなわち、「歴史を遡って学べ」という意味だそうです。 今の日本の問題点を、歴史から学んだことを実践できていないこと...と言い切っておられました。 現在の経済の停滞も、バブルの時期の成功体験に乗っかって、その体質も考え方も保守的に変えられないことが、停滞につながっていると分析されています。 豊かになってしまったので、このままでいって欲しい...よって、現状維持の、システムは変えないという選択肢を選んでしまう結果です。 歴史の中では、日本という国は、変化を追い求めることでイノベーションを起こして、今の状況があります。 変わり続けなければ、生き残っていけないのが実状です。 良くても、悪くても、現状を変える(打破する)ことが重要かと思います。  ty 

Hard Work
準備とハードワーク  五郎丸 歩(ラグビー日本代表)
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Vision and Hard work   山中伸弥

 成功のためには、ハードワークはMUSTのようです。ぬるま湯に浸かっていませんか?  ty


いろいろと感じること
 ノーベル賞受賞者の言葉は深く響きます。物理学賞を受賞された梶田隆章先生の言葉は、我々研究者にとって大切な言葉かと思います。ご自身の研究を『人類の知の地平線を拡大するような研究』と表現されました。『すぐに人のためにはならない研究』とも言われました。今回のノーベル医学生理学賞は、人の役にたつ研究をされた大村智先生に送られたわけです。まあ、両方とも大切だと思います。共通していることは、何か好きなことに人生を掛けて取り組んでおられることでしょうか。好きなこと・興味のあることが続けられること…この幸福を感じられたら最高だと思います。 
 今の日本の研究は、しっかりとした基礎研究も脈々と行われていますが、そういう研究でさえ産官学連携などの売り文句の元、企業と関連する研究が多くなりつつあり、『すぐに役立つ(儲かる可能性のある)研究』に傾きがちです。研究の一部は、『宣伝のため?』のようなものもあると感じます。
 私自身は、純粋な基礎研究も役立つ研究も、どちらも大切と思っており、我々臨床医が研究をする意味としては、やはり患者さんのためになる…ことを意識したいので「役立つ研究」を目指しています。でも純粋に役にたつかどうかは不明でも、何かの機序をあきらかにしたいというように、真実の追究(というほど奥深いものではないですが)を研究テーマにしたいと思うこともあります。
 時に学会発表の予演会を聞いていると、「何のための研究?」がわからないようなのや、「有意差をだすのが目的?」の研究?をみかけます。気をつけましょう。 さらに、山中伸弥先生のお言葉ですが、「阿倍野の犬」の話も忘れずにいたいものです(以前に、このブログで紹介しましたが、わからなければ私に聞いてください)。
 話はかわりますが、ラグビーのワールドカップで日本チームが革新的な成果をあげました。歴史上、1勝しかしたことのないなかで、今回だけで3勝する結果を残しました。でも、選手の試合後のインタビューを聞いていると、応援に対して感謝の言葉は述べても、本当に満足している選手は少ないのではないか?そういう涙なのではないか?と感じました。おそらく、本当にベスト8に行くことを目標に、そして信じて戦ってきたのだと思います。また、それくらいの気持ちがないと、準備をしないと世界が驚くような革新的な結果は得られないと思います。(ラグビーは全くの素人ですが、個人的には、あのとんでもなく低くタックルするなど、体格を意識した日本人でも勝てる戦略を徹底して考えて実行していることに、指揮官の戦略が感じとれて、好きです。 また、選手は死ぬほど悔しいとは思いますが、予選で3勝して決勝に行けなかった世界で初めての国になった…のも日本らしくて良いと個人的には思います)
 このように、みなが予想する目標を狙うのではなく、周囲では誰も達成したことがないような『え〜っ?』と驚くような目標を掲げて、バカにされようが本当にそれを達成する気持ちで戦略を持ち、計画を立てて、(影で努力をおしまず)準備をして、実行する…そういうやり方が(日本人らしくて)好きです。 情報が簡単に手に入り、すぐに知ったかぶりができる状態になりやすい昨今、逆にすぐにあきらめたり、無理だと思ってしまうような時代なのだと思います。年がいくほど、守りにも入ってしまいますし、空気も読んで行動してしまいます。今一度、反省をしながら、再度自分を見つめなおさないといけない…と感じました。 でも、まあ、今やるべきことをやりましょう… で、やります… ty


余裕のない世の中
「すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなる」 小泉信三(元慶應義塾 塾長)
 私も時間に余裕がない...ことが多くなってきましたが、仕事に関係のない勉強はしておきたいと常に思っています。医学部生のカリキュラムを見ていると、これまた本当に余裕のないスケジュールです(それでも、工夫で時間を作ることはできると思いますが)。若い時に、いらないと思うような無駄なことにも時間を使っておかないと、深みのない医者ばかりにならないか?心配しています。
 研究なんかをしていると、何の勉強をすると新規のアイデアにつながったりするのか?なんていう疑問もでてきます。論文を読みあさることは大切ではありますが、そのような直球勝負ではすぐに打ち崩されてしまうことは明らかです。そういう時に、全く関係のない勉強が役立つことがあると実感します。まあ、私は「(一旦は)人と違う方向を向いてみる」ことが大切ではないかと考えていますが、これも人それぞれだと思います。 ty