教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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東日本大震災のある医師の実体験
先週の医局会で、M先生が仙台で勤務していたときに起きた東日本大震災の話(テレビで見たり聞いたりした話の、何倍も凄まじく、心に響く話)をしてくれました。 実際に体験した本人にとっては、もっともっと凄まじい光景であったとは思いますが、そこまでは我々に感じ取れるはずはありませんが....
真に迫った、そのときの心理状態も含めて、色々と感じたことも一緒に話をしてくれましたので、私としては色々なことを考えさせられる話として、心に響きました。
聴診器と五感だけが頼りの診察・診断であったり、想定することは困難かもしれないけれど、いざというときにはそれをしないと人が死んだり、迷惑をかけたりしてしまうわけで、やらざるを得ない...こういう話を一度でも聞いていると、少しは想定できる可能性がでてくるわけで、大きな意味があると思います。 
私の個人的な考えでいうと、現状では田舎の方の病院で研修をしておくことは、そういう力を育むために意味があるようにも思います。確か、M先生もそういう研修をしていたはずです。 私も、実際の臨床における色々な想定力を学んだのは、田舎の方の市民病院で、最小のマンパワーで多くを捌いていく必要のある救急外来などの経験かと思います。
もうひとつ、こういう極めて差し迫った環境で、威力を発揮するのが、『循環器内科医』の持つ全身管理のノウハウであったり、血行動態や全身の状態を、診察や感覚で捉えていく技術かと思います。 整った環境で、最先端の医療を提供することを当たり前と思わず、色々な場合(なければ〜どうするか?)を想定しながら普段をどう過ごすのか? それが大切だということを改めて教えてもらったような気がします。 
災害現場などは、そうそう経験するものではないのですが、いざその場で何ができるのか? どうするのが良いのか?おそらく想定しておかないと何もできないのではないでしょうか? そして、そのような現場で、命を助ける(助かるかどうかの人をどうすることが最適なのかの判断ができる)ためにもっとも必要なものは、『内科医の判断力』であるように思います。 普段より、色々なことを想定しながら自らを鍛え上げているであろうM先生だから、自信を持って自らの体験を話すことができるのかもしれませんが、真似はできなくても見習うところはたくさんあると思います。 M先生が、何度か、おそらく心から言っていましたが、「本当に循環器内科医でよかったと思いました」.....と。 私も、それに恥じない行動ができるか? 今一度、想定はしておきたいと思いました。 みなさんも、今一度、想定してみてください。いざという時に、人助けができるかも知れません。 ty
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