教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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いろいろと感じること
 ノーベル賞受賞者の言葉は深く響きます。物理学賞を受賞された梶田隆章先生の言葉は、我々研究者にとって大切な言葉かと思います。ご自身の研究を『人類の知の地平線を拡大するような研究』と表現されました。『すぐに人のためにはならない研究』とも言われました。今回のノーベル医学生理学賞は、人の役にたつ研究をされた大村智先生に送られたわけです。まあ、両方とも大切だと思います。共通していることは、何か好きなことに人生を掛けて取り組んでおられることでしょうか。好きなこと・興味のあることが続けられること…この幸福を感じられたら最高だと思います。 
 今の日本の研究は、しっかりとした基礎研究も脈々と行われていますが、そういう研究でさえ産官学連携などの売り文句の元、企業と関連する研究が多くなりつつあり、『すぐに役立つ(儲かる可能性のある)研究』に傾きがちです。研究の一部は、『宣伝のため?』のようなものもあると感じます。
 私自身は、純粋な基礎研究も役立つ研究も、どちらも大切と思っており、我々臨床医が研究をする意味としては、やはり患者さんのためになる…ことを意識したいので「役立つ研究」を目指しています。でも純粋に役にたつかどうかは不明でも、何かの機序をあきらかにしたいというように、真実の追究(というほど奥深いものではないですが)を研究テーマにしたいと思うこともあります。
 時に学会発表の予演会を聞いていると、「何のための研究?」がわからないようなのや、「有意差をだすのが目的?」の研究?をみかけます。気をつけましょう。 さらに、山中伸弥先生のお言葉ですが、「阿倍野の犬」の話も忘れずにいたいものです(以前に、このブログで紹介しましたが、わからなければ私に聞いてください)。
 話はかわりますが、ラグビーのワールドカップで日本チームが革新的な成果をあげました。歴史上、1勝しかしたことのないなかで、今回だけで3勝する結果を残しました。でも、選手の試合後のインタビューを聞いていると、応援に対して感謝の言葉は述べても、本当に満足している選手は少ないのではないか?そういう涙なのではないか?と感じました。おそらく、本当にベスト8に行くことを目標に、そして信じて戦ってきたのだと思います。また、それくらいの気持ちがないと、準備をしないと世界が驚くような革新的な結果は得られないと思います。(ラグビーは全くの素人ですが、個人的には、あのとんでもなく低くタックルするなど、体格を意識した日本人でも勝てる戦略を徹底して考えて実行していることに、指揮官の戦略が感じとれて、好きです。 また、選手は死ぬほど悔しいとは思いますが、予選で3勝して決勝に行けなかった世界で初めての国になった…のも日本らしくて良いと個人的には思います)
 このように、みなが予想する目標を狙うのではなく、周囲では誰も達成したことがないような『え〜っ?』と驚くような目標を掲げて、バカにされようが本当にそれを達成する気持ちで戦略を持ち、計画を立てて、(影で努力をおしまず)準備をして、実行する…そういうやり方が(日本人らしくて)好きです。 情報が簡単に手に入り、すぐに知ったかぶりができる状態になりやすい昨今、逆にすぐにあきらめたり、無理だと思ってしまうような時代なのだと思います。年がいくほど、守りにも入ってしまいますし、空気も読んで行動してしまいます。今一度、反省をしながら、再度自分を見つめなおさないといけない…と感じました。 でも、まあ、今やるべきことをやりましょう… で、やります… ty
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