教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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逆転の発想
 著書「がんばらない」で有名な、鎌田 實先生が、ある対談の中でこのように言われています。
 実習に来る医学生には「研修では、めざす方向とは逆のことをしたら」と勧めます。将来小児科をめざすなら、老人の在宅医療で有名な病院で、そして救急医療や高度先進医療をやりたいなら地域医療の有名な病院で研修することを勧める。北海道出身で、いずれ故郷へ帰りたいなら沖縄へ。今は自分の思いから外れていても、後で振り返れば、研修の経験が人生の最も大事な2〜4年になっているはず。競争や試験突破を繰り返して今のある医学部の学生や医師は、みんな効率で動いてきている。そのまま効率主義でいると、医者としてはいびつになるから、最短距離で腕を磨くよりも、一度回り道をするような「逆転の発送」が必要なんですよ。ひどい病院での研修になったら、こんな医者になっちゃいけないということを見て帰ってくればいいんです。…… 
 まあ、なんともその通りと思えるのは、私も年をとったからでしょうか。私は、学生や研修医にいつも、「もし循環器の専門医になりたいのであれば、循環器以外の内科をしっかり研修しておいた方がいいですよ。」と言っています。実は、専門医を作る、もしくはなることは、そんなに難しいことではありません。考え方の基本を身につけ、さらにその分野にどっぷり数年つかれば、できてしまいます。それよりは、専門以外のこともある程度診ることができる心臓の専門家の方が、よっぽど世の中から求められる存在であるわけです。
 研修が終了する研修医や大学院で大学に帰ってくる人には、このように言いたい。「人生の中で、医者として何十年も同じことをやり続けるのだから、急いで自分の将来し続ける専門的なものにどっぷり浸かるのではなく、ちょっと変わったことに興味を持ち、そこに数年どっぷりと浸かってみるのも良いと思いますよ。留学も、医者を一時止めることになるし、それはそれで貴重な体験ですよ。」と。ty
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