教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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プラズマ乳酸菌...どうでしょう?
 キリンの乳酸菌のコマーシャルで『プラズマ乳酸菌』という名称で売ろうとしているのを見ました。コマーシャルの下の方に小さな文字でpDCを云々…と書いてあります。これはplasmacytoid dendritic cell(プラズマサイトイド樹状細胞)を活性化するということで、プラズマ乳酸菌というわかりやすい(安易な)命名であることは自明です。確かに、DCを活性化すると、インフルエンザのような感染症には少しかかりにくくなるでしょう(癌に対しても防御機構として働くかもしれません)。しかし、膠原病や動脈硬化のような慢性炎症に対しては、もしかしたら悪化作用があるかもしれません。まあ、人でのエビデンスのない話しなので、どうでも良いかもしれませんが、信じる者は救われるのかもしれません。
 一昨年くらいから、これとは少し異なる考え方で、カルピスから『アトピーやアレルギーに効く乳酸菌』の錠剤が発売され、かなりの売り上げを達成しているようです。これは、Tリンパ球のphenotypeをTh1優位にして、アレルギーで優位となるTh2を抑えるという理論に基づくものです。これも、Th1優位なら動脈硬化は悪くなるかもしれません。
 ここまで書けば、私の研究グループとして達成したいことは予想できるでしょう。そういうことです。(小さな)イノベーションまでもう少しです。 ty
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