教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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新聞記事から思う事
 医療費の抑制のために、2016年度から新薬の保険適応について新しい基準を作る方針が決った…と新聞に出ていました。その薬剤の効果に比較して、過大な費用がかかってしまうものは保険適用にはしない。一部には公的負担する仕組みは維持するようですが、基本は「混合診療」のような形態で、その薬の費用は全額患者負担にするようなイメージのようです。いずれ、国の予算が不足しているのだから、このようになっていくことも予想されたことですが、世知辛い時代になっていきます。新聞によると、まずは、抗がん剤、生活習慣病治療薬、心臓ペースメーカーなどにこのシステムが先行導入されるようで、我々循環器内科の診療に大きく影響を及ぼすことが予想されます。
 実は私の研究は、このような時代の到来をかなり前から予想して、安価に疾患の予防ができないか?ということも意識しています。すなわち、虚血性心疾患の治療において、高額な繰り返し行うカテーテル治療や継続した高額の治療薬に頼らない、安価で、誰でもちょっとした生活習慣を変えたり、安価な短期間の治療薬の使用、もしくは2〜3回の注射だけで、そのような病気を予防できることを目指している…ということです。動脈硬化ワクチンの研究や腸内細菌を研究しているのはそういう理由もあります。私の考えでは、研究はイノベーションを起こすため(人を驚かして、世の中に貢献するため)にしているので、どのようなイノベーションを起こすのか?を意識してするべきだと考えています。全く新しい技術で治療法を開発する(例えば、iPSやSTAP細胞を使用する再生医療などがこれにあたります)ことはみんなが考える研究テーマですが、科学の力を借りて、安価な医療技術を開発することも重要な目指すべき研究であると心から思っています。今からの日本に必要な考え方はそういう考え方だと思いますが、みなさんはどう思っていますか。 ty
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