教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野の近況報告及び教官のつぶやきブログです。興味のある「カテゴリ」(左側リスト4個目)をクリックしてみて下さい。
プロフィール

toyamash

Author:toyamash
神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野の近況報告ブログです。↓の興味のある「カテゴリ」をクリックしてみて下さい。



最新記事



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



リンク

このブログをリンクに追加する



QRコード

QR



研究の話し
 何かを達成しようとすると、多くの人は「近道」を探そう(コツを見つけてうまくやろう)とするでしょう。
『近道したら、近道に潰される』と矢沢永吉さんが言っています。
 研究をしている(しようとする)人へのアドバイスです。すぐに成果(近道を通っての目的地への到着)を求めてはいけません。地道な勉強と努力をして、失敗もいっぱいして、真の実力をつけながら成長しないとうまくいきません(だから、余計にスピード命でやらないと時間が不足するのです)。私が、いつも思う事は、それなりのimpact factorの高い(つまり評価の高い)論文にacceptされようと思ったら、その著者の(ある分野の)科学のレベル、学問のレベルが、その論文のレベルに達していないと中々通りません(ラッキーはたまにありますが、基本的にパワーがなければ、reviewerにコテンパンにやられます)。人のサポートを得て、ラッキーで通すことができても、力がないと継続は困難となるでしょう。もちろん、色々なものにコツはあるので、それはマスターしていくべきですが、コツだけで何とか達成しようと思うと、それは足元をすくわれることになるでしょう。
 最近、私の研究グループの大学院生は、卒業に時間がかかることが多いという現実があります。(だからというわけではないですが、それなりの覚悟が無いと、面白そうだから…という理由で、私の研究グループで研究したいとかは思わない方が良いでしょう)大きな物を達成するための力をつけるのに時間がかかるからとも言えますが、中々研究(特に基礎研究で成果をだすこと)に時間がかかるということに気付けずに、少しゆっくり構えてしまうことも関係しているのではないかと思っています。私の指導力も不足していると思いますが、「近道」はないので、いた仕方ないこととも思っています。実は、私より年齢の上の大学院に所属していた先生方は、だいたい5年で卒業されていたという事実があります(短期間で卒業された先生は研究を止めて、卒業まで時間のかかった先生ほど継続されています)。やはり、長く続けるための真の力をつけるためには時間がかかるということを表しているのだと思います。取り繕って、短時間で何かを達成したとしても、それは表向きの成功であるのかも知れませんが、継続していくための真の力まで到達しているのかは不明です。
 最近亡くなられた、ネルソン・マンデラさん(南アフリカ共和国元大統領)の言葉です。
『人生の最高の栄光は、絶対に倒れないことではなく、倒れるたびに起き上がることである』
 人生は予期せぬ試練の連続です。思い通りに物事が進まずに、目標がなかなか達成できずに、倒れることもよくあるでしょう。しかし、それでいいし、そんな物です。うまくいかなかったとしても、ベストを尽くして、あきらめないことが大切です。あきらめたらそこで終わりです。成功の秘訣は、「成功するまでやること」です。粘り強く、長く物事に取り組むことが重要で、だから最後には必ず勝機が訪れると思います。くれぐれも、いつ来るかわからない勝機は逃さないようにしましょう。常に、『今』しか生きられませんし、『今』の積み重ねのみが『未来』を形作ります。 ty
スポンサーサイト