教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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サラリーマンの教科書 久保憂希也
 仕事に向かうスタンス・考え方を間違わないように..と書かれた本です(7北の本棚においておきます)。特に仕事を初めて数年目で、不満の多い人には参考になるかと思います。
 専門分野を持たないとやっていけない時代になっていますが、反対に専門にこだわりすぎて将来困ることも多いということは自覚しておかないといけません。キャリア形成に関する良いアドバイスが書いてありました。

「社員はバブル時代までは『一(いち;横棒1本)』で良かった。つまりスペシャリティがなくても、ジェネラリスト(横棒のみ)でありさえすれば、会社から評価された」
「しかし、バブル崩壊後、多くの企業が業績悪化に苦しみ、それにあわせて社員に求められることが変わった。もう『一』では評価されず、『T(横棒に縦棒が加わった状態)』であることを求められた。つまり、ジェネラリスト(横棒)でありながら、一つの得意分野についての専門性(縦棒;深くそれに精通すること)を持つことが必要になった」

「さらに、今の時代は、『π(横棒に縦棒が2本)』でなければならない。すなわち、ジェネラリストでありながら、二つの分野での専門家であることが求められる」

「しかし、そんな時代ですら、もうすぐ終わる。これからは、『鼎(かなえ;3本の足をもつ)』だ。三つの専門分野、しかもできる限り異なる関連のない(遠い)分野での専門性を発揮しながら、ジェネラリストとしてのマネジメントもできないといけない」「この3本は、できる限り遠い方が安定して立っておられる。全くことなる分野でのスペシャリストになることを意識した方が良い。そういう人は少ないから差別化が強化できるし一つの分野が低迷しても、他の二つで代替できる」
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 大学病院で仕事をしていると、これは大変重要なアドバイスだと分かってきます。自分の専門分野のみで仕事をする(縦棒1本のみで生きていく)のは、正直楽だと思いますが、これからの時代は、その程度の人は求められていません。『部分最適』だけを目指して、自らが(専門でないので)本来するべき仕事ではない(と思っている)仕事をしている(させられている)と不満を口にしてしまう人がかなりいます。そのように思う時は、ぐっと視野を広げて、もっと『全体最適』が何かを冷静に考えるようにしてみてください。そのために自分が貢献できるのであれば、そうすべきだと判断できます。おそらく、そのような人(縦棒を何本か持ち、さらに横棒ももってマネジメントできる人)が、求められる人ということになろうかと思っています。そうなれば、また仕事がまわってきて大変かもしれませんが、もっと経験が増えて成長できることでしょう。
 是非、『部分最適』『全体最適』という言葉は、覚えておいてください。そして、『全体最適』を目指して動ける人になってください。 
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