教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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『仕事に慣れたとき、成長は止まる』
 ある経営コンサルティング会社の社長が書いた本(サラリーマンの教科書 久保憂希也 著)に書いてありました。
「それなりに仕事ができるようになった時に、成長は止まってしまう」
 私は、自分の経験からも医師にとってのこの時期(成長が一旦止まる時期)が後期研修の後半から終了時期にあたると考えています。石の上にも3年といいますが、どのような仕事でも、3年程度(初期研修が終了してさらに2〜3年程度)で、何となくコツもつかめて医師としての仕事をこなせるようになってきます。初期研修の頃に比較して、成長していることになんとなく満足していますし、初期研修医を指導もして、先輩ヅラもするようになりますし、上の指導医からも任せられることが多くなってきます。今までよりも、同じ仕事が「速く」「正確に」「多く」できるようになり、その病院にも慣れて、医療スタッフからも認められるようになり、働き易い環境になります。これが、大きな問題であることに気付いている人は多くはないでしょう。確かに、それは、その病院に貢献していることになるかも知れませんが、自分自身にとっては、「若い時代の時間の浪費」になっているかも知れません。(今でしょ!ではないですが、若い今しかできないこともあります)
「ルーチンで仕事を回せるようになると、考えなくなります」
「仕事に慣れることと、仕事ができるということとは実は大きな大きな違いがある…ということに気付いていない」…..まさに、慢心です。 実は、この時期(時間)を過ごせば過ごすほど、成長が停滞していることに気付けていないのです。(….残念な時間の過ごし方です)
 もう一度、言っておきます。『仕事に慣れたとき、成長は止まる』のです。
 だから、まずできることは、慣れたと思ったら「病院を変える=指導医を変える=環境を変える」ことです。そして、臨床(診療業務)ばかりを経験したい人を結構見かけますが、「異なる環境に身を置く=異なる視点で物事を見つめてみる(見つめ直してみる)=臨床で解決していない問題を解決してみようと考えてみる」というような考えが少しでもでてきたら、是非大学で何年か過ごしてみる…という選択肢を考えてみてください。(相談したい人は、遠慮なくホームページの連絡先に連絡してください)
 研修医や学生に、いつも言っているのですが、何十年も医者として働くのだから、医者を一時的に止めたり、異なることに興味を持ってある時期必死で取り組み、また新たな気持ちで一生の仕事(医師)に戻るという経験は、是非すべきであると思います。留学も、それを実践していることになるのですが、人生のexperienceを増やすこととrefreshとしての意義もあって、より豊かな人間に成長できると思います。より良い医師を目指している優秀な人ほど、真面目で理想の高い人ほど、目の前の医療に必死で全身全霊で取り組まれることと思いますが、それだから余計に周りが見えなくなっていることも事実かと思います。是非、主観ではなくて客観的に自分を見つめるような時間を、ゆっくりとることも考えてみてはいかがでしょうか? ty
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