教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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研究をする人へのアドバイス
(以前に書いた分の改変です)
 研究をしている人、しようと思っている人へのアドバイスです。研究の目的を理解して、研究に取り組んでいますか? 大きなVisionはありますか? 論文を書くためだけの研究になっていませんか? 自己満足になっていませんか? 
 私は、もともと大学院では「一酸化窒素=Nitric oxide(NO)」「内皮機能」の研究をしており、その分野で10本以上(自らがfirst authorのは5本)の共著論文がありますが、あっさりとその研究を捨てました。その理由は、NO合成酵素(NOを産生する酵素)のregulationでは動脈硬化予防が実現不可能であることが実験的にも、臨床でのエビデンス的にもわかってきて、このまま続けても臨床で患者さんに貢献できる可能性が低いと考えたからでした。さらに、この研究には、世界の数多くの研究者が携わっていたことも理由です。既に注目されている、もしくは既にその時代に盛んな研究分野の研究を嬉しそうに始めると、それは独創性という言葉とは全くの反対の道を進んでいることになります。「大勢の人のあとに着いていけば、行きつく先はたいてい出口です(すなわち終了)」という言葉があります。豊かで実りある人生を送るには、自分自身のレースを走る(独自の道を創って、自ら走る)ことが欠かせません。自分のユニークさや独創性を犠牲にしてまで、社会的なプレッシャーという要求(先輩などにこのようにしなさいと言われたことをすること)に屈するのは止めた方が良いでしょう。
 誰も考えないことを開始すること。勇気はいりますが、敢えて人通りの少ない道を孤独と戦いながら歩いてみること。これが大切ではないでしょうか?はじめは、誰も歩いていない道ですが、その道が自らの努力で、大きな道になれば、それは独創的な自らの道(研究/専門分野)ということになり、他の人も走ってくれることでしょう。強い意志と信念を持って、チャレンジすることは相当な勇気がいりますが、必ず誰かが見ていてくれていると思います。特に、我が循環器内科は、そのような影で見守ってくれる先輩が多いのが現実です(他の科のことはよく知らないですが…)。さあ、新たなことにチャレンジしてください。チャンスはいつも今です。 ty
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