教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野の近況報告及び教官のつぶやきブログです。興味のある「カテゴリ」(左側リスト4個目)をクリックしてみて下さい。
プロフィール

toyamash

Author:toyamash
神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野の近況報告ブログです。↓の興味のある「カテゴリ」をクリックしてみて下さい。



最新記事



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



リンク

このブログをリンクに追加する



QRコード

QR



何を「当たり前」と思うか
 病棟で責任者をしていますと、まあ色々な情報が集まってきて、人のいろんな部分が見えてきます。ちょっとした差なのかも知れませんが、「当たり前」の程度が低かったり、「残念な考え方」で損をしている人を見かけます。
 最も残念な人は、「他人に厳しく、自分に甘い人」です。このような人には、アドバイスもできません。残念ながら、体質は変えられませんし、まず本人が変わろうとしません(個人的な経験の範囲ですが)。このような人の特徴は、「文句と言い訳が多い」「自分ではがんばっているつもりだが結果が伴わず、時に反対に向かう」「人に頼るのを当然と考えているし、自分でやる時は他人への不満を口にしながら行動してしまう」「浮いていても気付けない」….気付かせてあげられない私の力量のなさも反省しないといけないと思います。申し訳ありません。
 あとは、「相手の気持ちになって、物事を考えられない人」もよく見かけます。これも自分に甘く自己中心的な考えで動いてしまう人、という意味です。現在病棟では引き継ぎの時期にあたりますが、次に引き継がれる人の立場になって考えれば、何をどうすべきか自明であるはずなのに、それすらできない人がいます。みなさん、是非『ギブの精神』を持つことをお勧めしますし、その方が人生が豊かになることでしょう。『ギブ=Give』とは、相手に求められて行うのではなく、相手がそうしてもらえるとうれしいだろうと思って行うということです(「医療」の世界では、これができると大きな問題はあまり発生しませんし、「成功しているビジネスモデル」もこれが基本になっていることが多いことに気付きます…またの機会に紹介します)。「教育」でもこれが非常に大切になってきます。相手(研修医/学生など)が求めているものを意識して、経験的に必要なものをうまくそこに盛り込みながら、提供する情報や方法を考えると、うまくいくと思います。「自分の利益より先に相手の利益を考える」ということが実践できれば、それを分かっている…といことになるでしょうか。それができれば、結果として「Win-Winの関係」が成り立つことになります。自分が所属する組織に対して、今何ができるか、自分に何が求められているのかを意識して、行動することが大切なように思います。
 前回の医局会で、H教授がみんなに言われた言葉の中に「社会人としての常識ある行動を」というのがありました。医者は残念ながら、そういう教育を受けるチャンスが極めて少ないという現実が有ります(これには医者たる者はこれくらいできるであろうという過信があったと思われますが、そうではないということです)。それ(社会人としての常識のなさ)が、いざという時に顔を出し、一緒に働くチームメンバーからのクレームになることが多いのも事実です。何度も言いますが、それに気付けない人も多いという現実がありますし、今後も「お山の大将」で生きていく(生きていける)人もいるので、一生気付かない人もいるでしょう(これは大変残念です)。早めに、なんらかの「頭を打つ経験」をして気付くようになられることをお祈りしています。
「心から人の役に立とうとすれば、結果として自分自身のためにもなるということは、人生における最も美しい報酬のかたちである」ラルフ・ウォルドー・エマソン
スポンサーサイト