教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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人との違いを作る時代
「優劣を競う時代」から「人との違いを作る時代」へと大きく動いています。研究などの創造的仕事は、特にホカとの違いをいかに前に出せるか?という「差異化」が重要となります。我々K大学のような中小企業では、真面目に力仕事をしていてもなんらbreakthroughは期待できません。研究を始める人にアドバイスですが、みんなが注目しているから….はやりだから…で研究を開始したら、もっと大きな組織で、お金もマンパワーも政治力ももっているところには絶対にかないません。研究を開始するときには、今ある知識の中でしかアイデアがでませんので、循環器内科の枠の外にでられていない人は、何か「さもありなん」というような短期的な目標というか、目の前の価値を見いだす研究というか、殻をやぶっていない研究計画を立てようとしてしまいます。そうではなくて、もっと長い目で見つめて、本当に「何を達成したいのか」「何で喜ばれて、何で自分を知って欲しいのか」を意識した、もっといえば「未来を創造する」ような研究を目指していただきたいものです(まあ、そんなに簡単ではないけれど….)。
『未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだすことである。』秋山咲恵 (ベンチャー企業経営者)
『他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。』エリック・バーン
 私は、正直に言うと、みなさんが読んでいる?であろうエビデンスの元になるような(大規模も含めて)臨床研究の論文というのは、読んでいて全く楽しくありません(全くワクワクしません)。そのような情報は、最近では論文を読まなくても、インターネットの情報サイト(CareNetとか)でアブストラクトが日本語で紹介され、どうせアブストラクトしか読まない私は、そのような(立派な)論文を読むことはほとんどありません(たまには読むけど..)。循環器内科医が読まないであろう、異なる分野の論文を読んだり…最近は論文より普通の本を読むことの方が多いというのが現実です(こちらの方が、研究のアイデアが湧くからです)。今まで興味をもっていなかった領域であったり、知らない領域だからかも知れませんが、それらを読んでいると、かなりワクワク・ドキドキします。その異なる分野の考え方で、動脈硬化性疾患が予防できないかな?と考えるわけです。専門家は、自分の領域で相撲をとっていると、あまり文句も言われないし、さらに循環器内科は独自の診療領域をこなしているだけでメシを食っていけるので、みんなそれが楽なのでしょう、その領域から足を踏み出そうとしません。そして、それで十分に忙しく、時間が経っていくので、満足してしまうところがあります。
 診療に関しては、それで良いのかも知れませんが、研究をするのであれば、まず循環器内科であるということ、さらに循環器内科的な考え方から抜け出して、異なる角度や分野から循環器疾患を見つめ直し、「ビジョンを描いて」「将来のあるべき姿(こうあって欲しいという目標)」を想い浮かべ、独創性のある、少しくらい顰蹙を買うような研究計画を是非立てて妄想してみてください。いきなりヒトで許されそうになければ、マウスでやりましょう。アイデアがあれば、実現性を含めて相談いただければ、一緒に考えましょう。楽しいヨ! ty
『少なくとも一度は人に笑われるようなアイデアでなければ、独創的な発想とは言えない。』 ビル・ゲイツ
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