教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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一次情報と二次情報
 ちょっと前に、子供がスガシカオのアルバムを借りてきたので私のWalkmanにも入れてもらいました。NHKのプロフェッショナル「仕事の流儀」という番組の主題歌となっている『Progress』が入っており、聞いたことがある歌だったので歌詞に注意しながら聴いてみると、中々良い歌詞だったので今まであまり意識していなかったことを反省しました。ちょうど、この歌が発表されたのが、私が留学していた時のようで、誰が歌っているかさえ意識したことがありませんでした。
『誰も知らない世界へ向かっていく勇気を“未来”って言うらしい。…..あと一歩だけ前に進もう。』

 ついでに…NHKの「仕事の流儀」を時々視ますが、みなさんはどのような印象を受けますか?あまりにも神格化しすぎるような演出に、少し(かなり?)うんざりしませんか?時に感動しますが、知らない領域のときの方が、感動が多いように思います。所詮、人が作ったものなので、いろんな意味で本来の姿からは、かなり脚色された状態で映像になっていることは容易に想像できます。
 何年か前に、兵庫県の地域医療崩壊を取り上げたNHKの番組の取材が、大学病院に来たことがあります。私は、たまたま循環器内科の上司の変わりに、地方病院へ医師の派遣要請を受けて内科として開催する会議に出席して、その時にNHKの取材陣が来ていました。これもまた、たまたまその会議では、多くの病院の医師派遣要請にかなり答えられるような案件が多く、比較的スムーズに会議が進行してしまいました。NHKとしては、それは取材の本来の目的とは違った結果であったのでしょう。そのプロデューサーのような人が、「申し訳ありませんが、ちょっと困ったような顔をしていただけませんでしょうか?」と言ってきました。私も、司会の某教授も、「えーっ?」という感じで、「できません(オイオイ)」と言ったのを覚えています。NHKでさえ、そんなもんなのでしょうか? 映像は、大量に撮影されたものが編集されて、みんなが見せられているのだ…ということを再度認識すべきだと思います。こういうのを二次情報(なんらかの修飾された情報)といいますが、一次情報とは全くことなる姿になっていることも多いわけです。インターネットの情報はすべて二次情報で、さらに噂や思い込みも入った三次情報(こういう言い方をするのか知りませんが)ばかりです。注意して情報を受け取ってください。 

 科学論文や医学論文でも、実はこのような現実はあると思います。最近は、嘘や人の論文をそのまま引用した部分を見つけ出すようなソフトウェアも開発され、捏造やウソを指摘される事象がよく報告されています。うそではないにしても、都合の良いデータのみを羅列して(不都合なデータはださずに)論文としてpublishされることは多いのではないでしょうか?(reviewerからも、そのようなことを要求されてしまうのです….そして、真実を書くとacceptしてあげない….とか書かれてしまいます…本当につまらんし、そんな奴がreviewerしていることが悲しい)確かに、それは事実を書いているので、ウソではないのでしょうが、本当にこれでいいのでしょうか?(ちなみに、ウソを書く奴はscienceをするなよ!これは、迷惑なだけです。そのウソを信じて、それを元にして仮説を立てる人がもしいたら完全に迷惑をかけている、もっと言えば人のジャマをしていることになります。)以上のような理由で、医学/科学論文を読む時も気をつけないといけません。ty
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