教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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研究助成の贈呈式
7/5(木)は東京で開催された研究助成の贈呈式に参加しました。研究助成をいただいたこの財団は、カルピスの発明者でありカルピス食品工業の創業者(三島海雲さん)が、今から50年前に自らの全財産を投じて設立された非常に伝統のある財団です。主に“食”に関連した自然科学研究とアジアの人文科学研究に研究費を助成しておられるようです。私は、最近取り組んでいる「腸から動脈硬化を予防する」という研究の関係で、probioticsに関連した動脈硬化予防研究を行っており、今回の授与につながりました。今回は財団創立50周年記念式典も兼ねており、なかなか大きな式でした。帰りには、お土産のカルピスと、50周年記念で作成された三島海雲さんがよく書かれていた「天行健」とかかれた扇子をいただきました。これは、「易経」の中の”天行は健なり、君子は自らつとめて息まず”から由来する言葉だそうで、カルピスの経営のモットーでもあるようです。
 昨日ヒッグス粒子の存在が証明されましたという報道がありましたが、理事の方の挨拶のなかで、その粒子論の研究分野の先駆者で、日本人初のノーベル賞受賞者の湯川秀樹博士の話しがでてきました。その湯川博士が、この財団の設立当初の役員をされていたそうです。私は先日、湯川博士(西宮の苦楽園に自宅があった)が書かれたエッセイを読んで、博士がどのような生活を送りながら、研究のことに頭を巡らされていたか、そして成果をえられたのかを知ったところでしたので、より親しみを持って話しを聞きました。研究をしたいと思っている人は、是非今までの研究の歴史、先人達の考え方、失敗や苦難を切り抜けた話しなど色々なことを学んでください。そこには、全く異なる分野であっても、間違いなく参考になるような立派な考え方があります。何度も書きましたが、失敗も大切であり、先人の失敗を学んでおいて自らは避けることができれば、より早く目標や成功に近づけることでしょう。
 あとは、みなさんにこのような研究助成をもらったときに、贈呈式に招待されたときの対応について伝えておこうと思います(私は、これは研究室の先輩に教えていただきましたが、もし誰にも教わったことがない人が対応を間違わないようにと思って書いておきます)。賞を受賞したり、研究助成を授与いただく際には、財団などがわざわざ会を開催して招待されることが多いです。このような会は、仕事が忙しい場合でも、それを他の人に任せてでも何より最優先で参加するのが常識・礼儀であり、それに欠席するのは非常に失礼に当ります(代理出席という最後の手段もありますが、できる限り本人が出席するのが良いです)。出席しなくても、助成はいただけますし、出席しても名前を呼ばれて起立して礼するくらいなものですが、それでも出席することに意義があるということです(見識のある先輩からお聞きした話しです)。
 病棟医長の私が、木曜日のチャートカンファレンスを堂々とお休みさせていただけるのは、学会かこのような会へ出席するとき位です(不幸?幸い?なことに、この夏の間に3〜4回あります....代行してくれるY先生...すいません)。まあ、いずれにしても疲れるので、午後の医局会で昼寝するか?帰りの新幹線の中で昼寝するか?の違いでしかないようにも思いますが…..ty
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