教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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関連病院の循環器志望の研修医の先生へ「Excellent Case Presentation by Young Careers in English」のご案内
 日本循環器学会の次回3月の金沢で開催される総会で、卒後6年未満の研修医(ならびに医学部5〜6年生)を対象に、まだ論文にしていない症例報告を英語で行い、質疑応答も含めての点数で評価される『Excellent Case Presentation by Young Careers in English』という企画があるようです。 (日循のHP参照) 
 大変興味深い循環器症例を経験し、未だ論文にしていない症例をお持ちの先生(研修医)で、ちょっと英語のプレゼンにも挑戦してみようと思う人は、是非指導医に申し出て、サポートを受けながら、これにチャレンジしてみてください。(抄録の締め切りは、本年10/26)
 英語に自信がない....という人は、年に2回開催される日本循環器学会近畿地方会の研修医セッションに応募をお願いします。こちらは日本語でプレゼンをしますが、同じようにcompetitionで優秀演題は表彰されます。 ほとんどの人は、英語に自信がないと言うでしょう。私も英語は出来ませんが、我々の先輩で米国で活躍されている先生によると『英語は度胸』だということですので、できない状態でチャレンジするくらいの度胸が必要だと思います。 ご存知だと思いますが、日本循環器学会総会は、演題の約半分が英語でのプレゼンとなっています。 自分の能力をのばす為には、能力以上のことにチャレンジするのが、最も近道です。 これに通るだけで、かなりのアピールになると思います。 是非、チャレンジしてください。 ty
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研修医勉強会
6月11日に循環器内科研修医勉強会を開催しました。数多くの関連病院の指導医の先生方と研修医の先生に集まっていただき、良い勉強ができたと思います。 数名の先生に、優秀発表賞と優秀論文賞が授与されました。 今年から、研修医の先生が関連病院などで筆頭著者として発表された症例報告の論文を応募いただいて、表彰することになりました。 大学病院でも、指導医の指導のもとで、症例報告論文を循環器内科をローテーションした先生に書いていただくようにしています。 学会発表はもちろんですが、今後は研修医の間に、日本語でも英語でも構いませんので、是非症例報告のpaperをまとめることをひとつの目標にしていただけますようお願いします。 私も研修医の時に、何度かreviewerとのやりとりを、指導いただきながらした記憶があります。日本語(「心臓」という雑誌)でしたが、そういう論文がacceptされるまでのやりとりを含めて、経験させていただいたことは今でも覚えていますし、勉強になった記憶がありますし、嬉しかったと思います。 研修医の間に、症例報告をすることが、関連病院を含めた循環器内科研修の標準になることを期待しています。 
 あと、この研修医勉強会は、発表する先生だけの会ではありません。 学会のように発表を最大の目標にはして欲しくありません。 良い勉強をすること、良い質問をする機会でもあり、良い質問は、それなりに評価されていると思ってください。 というわけで、各関連病院の初期研修の先生も、後期研修の先生も、少しでも多くみんな参加していただければ非常に嬉しく思います。 どうしても各関連病院での業務が忙しいことも承知しておりますが、せっかくの機会ですので、是非時間を作って参加いただければと思います。 
 来年は、もっとたくさんの研修医の先生が参加いただき、一緒に勉強できれば、うれしく思います。
 最後に、ご参加いただいたすべての先生に、感謝申し上げます。 また、来年もよろしくお願いいたします。 ty
 

研修医(若手)の先生方へ(繰り返し伝えたいこと)
 「早く一人前になりたい」と思っていませんか? 確かに、まずは一人前(のように)にならないことには何も始まりませんが、一人前になったからといって満足しないでください。一人前とは、一人で右から左へ仕事がこなせるようになった状態のことです。厳しい言い方をすると、やっと三流か二流にたどり着いた状態です。実は、ほとんどの人がこの一人前になると周囲が文句を言わなくなり、努力をやめてしまいます。殊に、最近は部下をしからない上司が増加しており、今の状態で良いと勘違いしてしまうことがありますので、みなさん注意してください。(指導医講習会などでも、そのような感じの指導をされますし、パワハラなんて言葉もあり、上司は萎縮しています) 逆に、叱ってくれる上司は貴重ですので、大切にすることをおすすめします。
 この一人前から一流にアップグレードするために必要なことはなんでしょうか?
「目の前のことに、とにかく精一杯100%の力を注ぎ、力を発揮できる習慣を身につけること。」
もう一つは、「今持っているものを手放すこと。」だそうです。(報われない人の9つの習慣 小宮一慶)
 精一杯頑張っている時でも、少しは客観的に自分を見つめられる余裕は持っておきたいものです。忙し過ぎて(そう思い込んで、習慣を変えられず)、視野狭窄に陥っている人をよく見かけます。そういう人の言い訳は、「でも、忙しいので…..(変われない)」 是非、そうならないように。
 今、握っているものを手放さないと、みすみす人生のチャンスを逃してしまうことになるということは、全力で走っている(と思っている;実は、upgradeすればそれが全力にならないし、もっとすごい全力がだせるようになるはず…)人には分からないのかも知れません。これを別の言い方で、「Goodな状態でいる限り、Greatにはなれない。」「GoodはGreatの敵である。」などと言われます。GoodからGreatになるためには、Goodなところを伸ばすだけではダメなようです。Goodなゆえの弊害を取り除く必要があり、まずは「何かを捨てる勇気」そして「新しい何かにチャレンジする勇気」がなければ、Greatにはなれません。みなさんに必要なことは、勇気を持って、環境を変えることです。慣れた環境(職場)、指導医から離れる決断が必要だと思います。 
 でも、いざ環境を変える決断をする時には、迷うものです。
『人間は、努力する限り、迷うものである』 ゲーテ(詩人・劇作家)
 そう、人間は迷いながら生きているし、迷うということは、努力しようとしていることの証明なので、若い人には必須の状態です。 そういう時、すなわち迷ったときのアドバイスは、
『迷った時こそ、難しい道を選ぶ。』 長谷部 誠(サッカー日本代表)
これです! これができる人は、どんどん成長できます。そして、おそらく後悔しない人生を歩むチャンスが増えます。
 是非、5〜10年先の自分をイメージしながら、是非難しい道を選択し、色々なものにチャレンジしてください(チャレンジできる環境を手にいれてください)。 ty


キャリアパス(建前と本音)
 career pass(キャリアパス)とは、昇進・昇格のモデル、あるいは人材が最終的に目指すべきゴールまでの道筋のモデル、仕事における専門性を極める領域に達するまでの基本的なパターンのことです。
 我々がよく学生や研修医の先生に言うことは、是非このキャリアパスを意識して、研修のプログラムを考えてください…. 別の言い方をすれば「5~10年単位で自分の将来を考えて動いて欲しい」ということです。
 来年の(次の)研修先を決めるのに、迷いに迷って、たくさんの病院の見学をして、時間をかける学生や研修医を時々見かけます。確かに今しか生きられないし、今迷い、そしてがんばることは大切ですが、迷い方を間違わないで、しっかりとある程度の時間(5~10年間)の中で、これくらいの目標に達するというような計画を立てて進んでいって欲しい(研修先などを決めて欲しい)と思っています。
 ゴールというのは、人それぞれ異なる事でしょう。でも、自分の理想を追求することは大切だし、その目的のために努力していると思います。経験がなければ、今、目の前のことのみに一所懸命になり、中・長期的なスパンでの計画は立てにくいと思います。何かの達成のために、どのような努力が必要か、まだ見えていないかもしれません。こういう所は、是非相談していただければ選択肢を広げるお手伝いはできると思っています。
 そして、このキャリアパスを考えた計画を立てる(目標を設定する)ときに、狭い視野での目標設定をしてしまうと、残念な結果になってしまう…あまり成長できない(実はもっと大きな目標設定ができたのに小さな目標しか達成できていない)場合が出てきます。アドバイスを受けたからできるものではないですし、努力は欠かせませんが、その努力をできれば有効に大きな成長につなげたり、目標に近づけるために有効利用してもらいたいと思っています。
 ….という、ここまでが一般的なアドバイスで、こじんまりした目標….例えば…何かの分野の専門医を目指します….という目標を掲げる学生や研修医へのアドバイスです(これも大切だとは思います)。  

 でも.....先のことはあまり考えずに(全く考えないのはちょっと問題ですが)、迷いながらいつも今を一所懸命に生きようという生き方も悪いものではありません。.....[アドバイス1;突っ走れ!]
 人生は、ひょんな出会いが、人生を変えるきっかけになることもしばしばです。その出会いに気付くこと「セレンディピティ」が実は大切です。.....[アドバイス2;気付け!]
 思い描く道(いわゆる誰にでも見える道=パス)のみを進むと、思いもよらぬことには出会えません。誰も通らないような道にこそ、チャンスはあるかも知れません。.....[アドバイス3;脇道を通ってみることも大切!]
 ユダヤの格言に、「奇跡を願っても良い。しかし、奇跡に頼ってはいけない」という言葉があります。少し言いたい言葉の意味とは異なりますが、夢の達成を奇跡に頼る生き方は、おそらく成功しませんが、「奇跡のような夢」は常に思い描いて、願い、チャレンジしないと達成できません。そして、思っていないと、もし奇跡が起きても気付けないでしょう。.....[アドバイス4;まず、思え!]
 もし、先輩や上司が、そんな無茶な計画(夢)は止めて…なんて言われたら、そんな言葉は無視して、とことん夢に向かってチャレンジすべきかと思います。 
 無茶で大きな夢を掲げる人には、(私は)もっともっと大きな無茶を勧めたい….というのが本音です。是非、はじけて欲しいと思っています。.....[アドバイス5;はじけろ!] ty


下積みこそ大切
下積みこそ、実は良い経験…そこから何を摑むのか…が大切
 仕事では、すべてにおいて新人の時期があり、下積みと呼ばれる時期があります。働く部署や立場が変わると、すべて新人からやり直しであり、最初は下積みをします(今、私は、医局の仕事という中で、下積みをしています)。
 仕事の現場では、何かをひたすらにやることを求められたりします。例えば、コピー取りを頼まれたときに、その目的、どのように使用するか、何が書かれているのか?を見たり、どうすれば効率よくコピーして、資料として有用に(求められている以上の状態に)仕上げられるのか?を考える…工夫をしてみる…ことが実は大切です。そうして、相手の期待以上のことを提供できれば、必ず次には、もっと難しい仕事が回ってきます。「仕事の報酬は、さらに難しい仕事」とも言われます。
 下積みを楽しいと思えるくらいに、自分に有用な経験に変えていくことが、step upには必須ということです。ty