教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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国連
 各国の首脳が、NYで国連総会の中で演説をしているのが報道されています。 私は、留学している時にNYに遊びに行き、家族で国連の見学をしたことがあります。 あの総会の部屋も後ろの方ですが、入った記憶があります。 ボロボロの国連の旗が置いてあった記憶もあります。 まあ、だからどうということはありませんが、確か予約をしないと入れなかったと思います。 行きたい人は、予約をしてから行きましょう。 
 ちなみに、今年は留学する人が多いですね。 この8〜9月で、循環器内科関連では5人が留学で日本を発ちました。みんな、苦労もするけど人生の財産となるいろいろな経験をして、人間的にもひと回り大きくなることと思います。 でも、せっかくの機会なので、旅行もして、楽しむことも忘れないでください。 なんでも、enjoy です。 
 9月が終わります。今年度の半分が終わったということですし、今年(2015年)はあと3ヶ月で終わりということです。本当に、時間はすぐに経ってしまいます。 大切に...と思いながら...ドタバタで過ぎていきます....致し方なしというところもあります。 ty
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留学の話し(したい人は準備していますか?)
(以前に書いた留学の話しの中の繰り返し伝えておいた方が良いと思う部分を再度掲載します。)
 留学したい人のために、どのように準備をするのか、どのように機会を得るのか、得る努力をどのようにするのが現実的か? などを、みなさんの立場になって書いてみます。 
 臨床をしっかりやって、留学してアメリカなどの外国で臨床を勉強したい… アメリカの医師免許をとりたい…と考えている人は、おそらくそのようなプログラムが用意されていると思いますので、是非とも経験のある先生に相談して機会を得てください。  
 循環器内科には、臨床研究で留学している先生は結構います。心エコーの研究やカテーテル(ステントなど)研究、不整脈のアブレーション治療などの研究で留学しています。アメリカでは、日本の医師免許では医師としての診療はできませんので、検査技師のような感じで診療に携わりながらの研究や、やはり動物を使用した研究となるようです。国によっては、医師として診療に携われる国もあるようですので、よく調査してから決めてください。もちろん、そのような経験を持つ先生は、いつでも紹介しますので、遠慮なく相談してください。
 私がアドバイスできるのは、基礎研究での留学です。まずは、準備として重要なことは、「何がしたいのか?」がはっきりしていることだと思います。そのためには、まずはしっかりとした臨床研修を受けて、その中で臨床での問題点・解決していない部分に自ら気付いて問題提起すること。その後専門性をもった診療に携わり、さらに大学で何らかの研究を行い、その面白さを感じ取ることです。そして、本当にやりたいと思う事を、自信を持って言えるようになり、どこどこの大学・研究所で、このような研究をしてみたい…と思えば、それが留学をするタイミングと考えるべきではないでしょうか? 
 また、留学は、お金は結果として必要になるのですが、必ず給料をもらえる条件でいきましょう。無料で、(一種のボランティアで)仕事をするのは、プロとは言えず、お勧めできません。しかし、現実は厳しいのは当り前で、いくら日本で行った研究などで、色々とできるようになっていても、留学したいと思うラボの財政的な問題などで、そんなに簡単に給料はだしてくれません。そこで、日本で申請できる留学の助成金システム(グラント)を上手に利用して、少なくとも1年間くらいの給料を確保することが必要になります。そのためには、やはり研究での実績をしっかりと積んで、論文を複数執筆し、グラントをとって、さらに受け入れてくれるラボのボスに、こいつは欲しい人材だ…と思わせないといけません。…となると、どうすれば留学できますか? やはり、日本にいる間に、自分の実力をupさせながら、実績をだせる研究環境を手に入れることが、もっとも近道となります。
 …というわけで、留学したいと思っている人が、漠然と臨床医として働いていると、忙しいのは私も知っていますし、それなりに充実感を感じて仕事をできることも知っていますが….残念ながら、そのままでは、留学することは非常に難しくなってしまいます。…そのために、上手に大学・大学院(医局)もしくはどこかの研究所などを利用しない手はないのです(というより、利用しないと行く事が難しくなります)。みなさんには、このことを冷静に考えていただきたいと思います。…もう一度、言っておきます「大学・大学院・医局などを自分の将来のために利用する…のですよ!」もちろん、我がままばかりは通りませんので、実際には所属する組織と「Win-Winの関係」を維持するのが良いと思います。
 大学というところは、本当に色々な選択肢があることを実感していただくためにも、一時的には所属して、臨床医としてのみ生きる以外の可能性や、臨床医としてでも、少し異なる成長や、より専門性のある勉強など、色々と考えるチャンスであると…本当に…思います。初めから、そのチャンスをみすみす捨ててしまうのは、何か、その人の可能性を放棄しているようで、私の考えとしては、もったいないなあ….と思います。
 この話しを読んでくれている、若手の先生で、まだ大学での研究を含めた生活を経験されていない先生は、年齢のことも気になるかもしれませんが、一度相談はしてください。強要はしませんので、その段階で選択できる可能性を考えながら、たとえ短期となっても大学で時間を過ごすという選択肢を、一緒に考えてみませんか。
「留学の準備はいつするの?」(ちょっと古くなったけど)『今でしょ!』 
 チャンスはいつも今だ!…ということです。
 何かの夢(特にアカデミックな留学などの夢)をもっているけど、今のままでは実現しそうに無い人...で、どうしても実現させたいと強く思っている人は、連絡をください(連絡先は、ホームページにメールアドレスがあります tyまで)。 人は易きに流れがちですが、サッカー日本代表キャプテンの長谷部が言っています。「選択に迷ったら、難しい方の道を選択すべき」です。 ty


Torrey Pines Golf Course
http://www.torreypinesgolfcourse.com/_tpgallery/index.html
 毎年1月後半くらいにトーレ・パインズゴルフコースでPGAツアーの大会が開催されます。今週に開催されており、石川遼が出場しているというニュースを見ましたが、毎年このニュースで留学の時に行ったこの辺りの風景を思い出します。
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ここはCaliforniaのSan Diegoなのですが、私が留学中に住んでいたLa Jolla(ラホヤと読みます)にあり、近くに免疫研究で有名なソーク研究所やスクリップス研究所もあります。太平洋に面した砂漠の崖の上にあり、パラグライダーができる場所もあります。夕方に行くと、西に沈む太陽が大変きれいに見えて、印象的です。
 私の所属していたUCSDの研究室からFACSの実験サンプルを持って、スクリップスまでバスと徒歩で行ったりしていたことも思い出します。
 みなさんも留学して、研究者や医師としての経験だけではなく、色々な社会勉強をして欲しいと思っています。若いときの苦労は、買ってでもすべきです。でも、安売りしてはいけないので、自分を高く売るために「今、がんばりましょう」 ty


留学の話し(again)
(以前に書いた留学の話しの中の繰り返し伝えておいた方が良いと思う部分を再度掲載します。)
「留学」と漠然と言っても、今からしようとする人にはピンと来ないでしょう。是非、先輩から色々と話しを聞いて情報を得てください。6月に、ロスアンゼルスに留学していたH先生が帰国しました。早速、聞いてみてください。
 留学したい人は、まずどのような研究がしたいのか?が最も重要となります。昔は、研究テーマでというよりは、各医局が関連病院のように持っているある研究室の留学枠みたいなのがあって、2〜3年おきくらいに交代で留学できるようなシステムもあったように思います。今でも、そのようなのもあるかも知れませんが、私はそのような留学はあまりお勧めしません。私が、留学先を選んだ際に(自分で考えて)、どのように選択していったかを紹介しておきましょう。
1. 自分が本当に勉強したい事が学べる可能性がある
2. 医局の先輩も含めて日本人がいないラボがbetter
3. 将来の独創性のある研究テーマにつなげられる可能性がある
 などです。
 日本人のいないラボを選んだので、あまり頼る人が周りにいませんでしたが、それもまた良いと思います。普通なら苦労はしたくないと考えるかも知れませんが、苦労も勉強と思えばいいのです。(医者になるような人は、様々な面で、あまり苦労をしていませんので、苦労は買ってでもする方が良いのです。)
 でも、この3つの選択基準は私の個人的な意見であり、研究をある程度続けていきたい人のためのアドバイスかも知れません。研究を続けるということは、いつまでも人のマワシで相撲をとっていても仕方がないということも含めて理解する必要があります(Impact factorの高い論文を出せても、それが自分の独創性でなければ、その分野の研究は継続できません)。Originalityが持続しないと、研究は継続できません。
 学問的に言えば、必ずしもアメリカがNo.1ではない、逆に日本の方が優れている研究分野もたくさんありますので、国内留学の方が実質良い場合もあるでしょう。しかし、海外へ留学して、海外で生活をして「とにかく色々な経験と苦労をして学ぶ」という観点から言えば、もっと気楽に海外留学はできると思いますし、そういう時代なのだと思います。海外留学は、研究や仕事のためにするのだと思いますが、それ以外のことで成長できることの方が、意味があるようにも思います。 ty


「留学のすすめ」
 日本は「そなえあれば憂いなしの国」であると思います。その国に育って….そこのみで生活をしていると、「正論は通る」と思ってしまったり、「話せば分かる...」と考えたり、「真面目であれば報われる」とか、「正しいことは正しい」と思ったりしてしまう人が多いように感じます。そうあって欲しいと思うのはみんな同じですが、この国に住んでおり「そなえあれば憂いなし」の環境だからそう思ってしまうのだろうと思います。一度、他の国に留学でもして、色々な不合理なことも経験して、頭を打った方が人間としては大きくなれると思います。
 というわけで、是非留学をしたい(実際は、「したい」ではなくて、「するぞ」)と考えてみてください。もちろん、留学は楽しいことの方が多いので、留学をして後悔した人を見かけたことがありません。
 そして、留学は『給料をもらえるようになってから』行くべきです(もしくは、留学助成金をもらって、その下地を固めてから)。個人的な意見かもしれませんが…プロとしての自覚があれば、勉強だからと全額自費で行ってはいけません。厳しい言い方をすれば、この給料や助成金が貰える...というのが、留学に行く意義のある(留学に行く値打ちのある)人である.....という証明と思っても良いと思います。給料を貰っても、家族で行くとたくさんのお金が必要になります。相手から、「雇いたい」と思われるようになるための準備を、始めましょう。 いつから始めるか? 『今でしょ!!』 
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 相談には乗りますので、遠慮なく。 ty