教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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教育に関する勉強会
 2月11日(祝)に、循環器内科としての教育に関する情報共有の会を開催しました。 関連病院と大学病院で、研修医からの評価の高い指導医にレクチャーをしていただきました。 関連病院の指導医の先生方の関心が、私が予想していたよりも高く、予想以上の先生方にご参加いただきましたことに感謝いたします。 
 循環器内科関連病院で研修する先生方は、安心して勉強していただき、学問面でも、精神面でも、たくさんのことを学び、成長していただけると思います。 みなさんのことをしっかりと考えてくれる経験豊富な指導医が、数多くいることを、循環器内科の一員として誇りに思います。 研修医のみなさんが、がんばって成長してくれれば、たくさんの患者さんに貢献することにつながりますし、指導医ももっと良い指導・教育を提供しようとしてくれて、またさらなる成長につながります。 そして、お願いしておきたいのは、教えてもらったこと以上のことを後輩に教え、伝え、活躍をさせてあげて欲しいということです。 宜しくお願いいたします。 
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 研修医のみなさん。 この先生のいる病院で研修して、良いところを多いに真似をして、盗んで、この先生達を超えることを目標に頑張ってください。 正直、今年度は教育以外に力を割きましたが、来年度は、私も負けないように頑張ります。 ty
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日本循環器学会 内科学会 近畿地方会
 11/28(土曜日)は、大阪で日循の地方会が開催され、神戸で内科学会の地方会が開催されました。 両方とも参加された先生もいらしたことと思いますが、私は日循の方に参加しました。 朝に当研究GのメンバーのYIAの発表があり、その後すぐに研修医の先生の発表があり、午後には座長もあったので、1日中どこかで、何かしていた感じでした。 勉強になったのは、様々な症例発表もそうですが、研修医向けセッションの教育的講演でした。 身体診察の話は、まとめになりました。 心電図講義は、不整脈の専門家の講義であったのですが、おそらく研修医にはかなりのスピードで話が展開していったので、少し難しめであったかもしれませんが、私にとってはこれもまとめになってよかったです。 少し嬉しかったのは、ほとんど取り上げられていた症例(心電図)が、ちょうど私が研修医や少し前に6年生に行っていた講義のメニューとほぼ(全くといっていいほど)同じであった...ということです(まあ、当たり前か)。 私は、不整脈の専門家ではありませんが、自分の研修医時代などで救急対応で困って勉強したものなども考慮して、講義のメニューを作成しており、より実践的な内容にしています。それを、よりシンプルに伝えられるように心がけています(wideQRSの鑑別は、私の講義の方が単純に作られていました=Simple is best.)。時代が変わっても研修医の先生が救急外来で遭遇して、迷ったりする症例は同じである....ということです。 ぜひ、わかりやすくして、循環器内科の研修をした先生が当直で困らないようになれるように、研修医の先生が成長できるようなレクチャーを提供していこうと思います。
 幸い、我々が関連した、YIAセッションの発表者も、研修医の先生も、優秀賞をもらうことができました。 普段から、プレゼンをわかりやすくできるようにトレーニングして、しっかりと準備をして臨めば、だいたいうまくいきます(準備はがんばるが、本番ではがんばらない.....これが基本です)。 20151128s.jpg

うまくいったところは、自信にもなると思いますが、油断せずに精進していって欲しいものです。 うまくいっても、いかなくても、成長につながるようなtryは、意識してチャレンジしてください。 
 研修医の先生へのメッセージ ; 最近、日循の近畿地方会は、研修医・学生セッションを設けて、優秀な演題は表彰されます。関連病院で頑張っている研修医の先生は、是非とも指導医に言って、発表を積極的に行ってください。 こういうのは、場数を踏むことも重要ですので、どんどん積極的に参加していきましょう。 初期研修医1年目の先生は、内科学会地方会とともに、参加して、先輩の発表を見て、勉強してください。 そして、2年目には、是非自分が発表できるように、診療に一所懸命取り組んで、一つ一つの症例を大切にして、疑問点があれば論文も調べる習慣をつけていただければ、どんどん成長できます。 がんばりましょう。 ty    

新年あけましておめでとうございます
 明けましておめでとうございます。年末年始に日当直などで診療に当たっているみなさま。ご苦労さまです。
 私は、年の初めにあたり、大学や関連病院に所属するみんなが意識しておくべき『教育』について、考えてみました。
 私がするアドバイスのひとつに「教えてもらうときに、自分が教えるつもりになって勉強してください」というのがあります。教えてもらっている鼻から、自分ならこう教えるなあ〜と思いながら、考えながら、勉強してみる…ということです。そして、機会があれば(友人や後輩の)学生であれ、研修医であれ、誰かに教えてみる…ことを実践することです。これは実は、結構、勉強の本質をつく勉強方法なのです。新しいことを学ぶときこそ、学ぶ人の気持ちになれるわけで、どこが分かりにくいのか? こう言えば、もっと分かり易いのではないか? ということを最もしっくりと体感している瞬間なのです。そして、さらに教えるときこそ、再び学ぶことを意識できますし、学ぶ人の気持ちになって考えられるチャンスです。
 私は、何かを教えるような時には、その時間内で、何をどのように伝えるのか?自分が教えてもらったときに、何が分かりにくくて困ったか?などを思いだしながら、できれば印象に残る方法を考えて、構成を考えていきます。とにかく思う事は、覚えるべきことが多くなっている…ということです(逆に、教える立場に立つと、短時間の中で、いかに分かり易く、かなりの情報量を入れないといけないか…ということになります…がこれも教える方のエゴで、教えられる方は、短時間でどれだけ並べられても、すぐにお腹いっぱいになり入りません)。学問がどんどん進歩しており情報量がとてつもなく多くなってきているので、学ぶ方は本当に大変だと思います。昨年9月中旬に、内科(総合内科)専門医の試験を受けましたが、全くもって自分の知識が不足していることに気付かされました。イヤーノートというのが売られており、私が国家試験を受ける数年前から売り出されたと記憶していますが、その分厚さも2倍ちかくになっているのではないでしょうか。まあ、とにかく知っておくべき情報量がどんどん増加しており、それに対応することが求められている現実を感じます。
 教える方は専門医で、それだけ勉強していればある程度やっていける有利な立場であるわけです。国家試験の対策本などにありがちな、親切心からの知識の羅列…になると、聞いている方(学んでいる方)は、知らない外国語を聞いているのと同じ状態になってしまうでしょう。教える方は、もっともっとシンプルなメッセージにして、いかに大切なことを頭に残してあげられかを意識して、しゃべり方や提示の仕方を考えるべきだと思います。さらに、最近気付かされた重要なことは、その『大切なこと』は、やはりその分野の基本であり、基本的な考え方や捉え方であると思います(印象に残る講義をされていた昔の先生は、これに時間をかける余裕があった事もあるのかも知れませんが、この基本を重視した教育をされていたように思います)。どうしても診療のために教えないといけない事が増えて、基本を教える時間がなくなっているのも事実ですし、必要なことを教えられなければ、それが批難されてしまうのが現実であろうと思います。しかし、生理学や解剖学の基本がしっかりと身についておれば、どのように病気になり、どのような病態生理であるのか?を考えられますし、無理矢理に覚えなくても考えながら理解できる可能性もあります。基本を身につけることで、将来に自分でしっかりと学び自ら考えて成長できる医師の卵を育てる…循環器内科としては、そういう教育を提供していきたいと考えています(そのための学生教育内容のminor changeを模索中です)。
 世界的な医学教育のやり方や常識に対応するために、日本の医学教育が大きく変わろうとしています。情報量の増加にも対応している結果かも知れませんが、医学部学生の教養教育の時間が激減し、どんどん早期に専門教育を提供するようになっています。個人的には、勉強はできるかもしれないけど、ますます世の中のことは知らない医師ができるのではないかということを危惧しますが、色々なことに余裕がなくなっている世知辛い世の中の流れなので仕方ありません。そして、低学年から基礎医学を学び、3年生では既に臨床の勉強を開始するのが常識になってきています。実習が増加する…というカリキュラムの変更に応じて、それでも講義の時間が増加しているわけではないので、教える方もよく考えて情報を提供しないといけないことを自覚すべきです。
 また、教育でもあり診療にも関連するのですが、専門医というものの捉え方が変わろうとしています。いままで各学会が主導で様々な事を比較的都合よく決めて来たのですが、これからは第三者の評価によって、その決めごとも評価される時代になりました。直接的に我々の関係する問題としては、内科専門医の教育システム(専門医受験の際に必要である要件)に関連して、関連病院での研修システムやカリキュラムもかなり変化していく(せざるをえない)可能性があります。本年度中には、そのシステムがほぼ決定されることになっており、その変化によってはマッチングを含めた新研修システムの導入時にあったように、再び研修医や若手医師の動向にも影響を与える可能性があるのではないかと言われています。
 学会は、医師の学び続ける環境を維持し、診療のレベルを維持する(すなわち、専門医教育システムの維持の)上で重要な組織であるとは思いますが、お金が動き、権力を持ちたい人がいる現実もあり、かなり増加しすぎた感があります。あまりに多過ぎる学会は、仕事(やりたいこと)の邪魔になっていると感じることも多く、個人的にはあまり増やして欲しくないし、最低限の学会しか参加もしたくありません。専門医の種類もその学会数の増加に伴い、益々増加しているように感じています。その専門医というもの自体が、第三者から必要性も含めて評価されることは、大切なことであると思います(ついでに、その学会の必要性も第三者機関から評価していただき、学会同志の統合合併を含めた提言などを出していただくと嬉しいのですが...)。一旦取ったら維持が簡単な専門医よりは、取ることは容易でも維持の方が大変な専門医の方が、世の中からは求められているのかも知れませんので、専門医の捉え方も変化することは良いことだと思います。学会の事情としては、あまりに少数の専門医しか排出できなければ、その学会に所属する医師や構成員の全体数が少なくなり、学会としての力(発現力・経済力など)は強くならない…だから会員数を増加させるためにも専門医数も増やさざるを得ない…というような考え方もあるかもしれません。少なくとも、内科学会としては内科医を教育するシステムを維持するためにも、専門医の数は増加させて、さらにその上に指導医という、現在は学会からの依頼によって任命されて内科医の後輩の指導的役割を担う医師を、資格制にする予定のようです。だからという訳ではないですが、大学病院や関連病院で、指導医としてやっていくつもりの医師で、受験資格の有る人は、早めに専門医(まだ取っていない人は認定医)を取っておくことをお奨めします(今もある程度はそうなっていますが、今後はますます、普通に研修医の居る関連病院で医師をするだけでも、何らかの専門医資格や指導医資格は求められる時代になることが予想されます)。
 まあ、色々な思惑があり、内科専門医制度がどのようなシステムとして決定されて運用されるのかは今のところ不明ですが、全体として地域医療を含めた診療面もうまく周り、多様な夢を持った内科医が、それぞれ成長していける環境を維持できるシステムの構築を願っています。
 まあ、年のはじめに色々なことを長々と書きましたが、診療に於いても、研究に於いても、指導される方もする方も、その立場と相手の気持ちを考え、自分なりにどのように教育を(受けながら)行うかを再度考えるきっかけにしてもらえれば幸いです。教育をする方も、評価されている…ということを意識しながら、今年もがんばりましょう。 ty 


教育すること=自ら学ぶこと
 5/24(土)は循環器内科の研修医勉強会を開催しました。関連病院の研修医が数多くの興味ある症例の発表をしてくれて、勉強になりました。指導医の努力もあり、みなさん上手に発表できていました。何でも経験です。場数を踏んで、さらに成長してください。できれば、研修医の間に日本語で良いので症例報告を書くという経験はしておいてください(月刊誌「心臓」くらいがお手頃かと思います)。

 特別講演では、KBR病院院長のA先生が、自らの経験をふまえて「医師としての考え方や診察の重要性など」をお話しいただきました。その中で、『人に教えること。指導することの大切さ』を話されていました。『人は教える立場になって初めて、自覚的・自発的・自主的になる』なんていう土光敏夫さん(実業家)の言葉もありますが、実は教えることで教えている方が成長しているということに早めに気付きましょう。

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勉強会の最後のH教授の話しの中にも、KSI病院院長のY先生の懇親会の最後の締めの挨拶の中でも同じような内容がでてきていました。幸い、これだけの人が集まっている組織なのですから、教えてもらったことを後輩に伝えることで、自らもさらに成長し、関連する人がしっかりと成長できる環境を維持していきましょう。そして、先輩から教えてもらったことに、さらに自らが学んだことを加えて後輩に伝えると、さらに良い学習ができる環境になっていきます。後輩の目指すべきことは、上司や先輩を超えることです(難しいですが)。でも、そうすれば理論的には、よりよい環境になっていくことは自明です。是非、そういうつもりで若手ががんばらないとうまくいきませんので、よろしくお願いします。 ty

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毎週木曜日はチャートカンファレンスと回診です
 毎週木曜日の午前中は、循環器内科のチャートカンファレンスで、5・6年生の学生と研修医に担当患者さんのプレゼンテーションをしていただいています。ときに、専門的な話になり、難しいこともあるとは思いますが、しっかり学ぶ機会になっていると思います。 
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 プレゼンテーションを聞いていると、その人がどれくらいの思い入れを持って準備をしたのかがすぐに分かります。回数をこなすごとにプレゼンも上手になって成長していく姿を見ていると、こちらもうれしくなります。しっかり勉強のできる環境であると思いますので、良い機会と思ってがんばって準備をして、たくさんのことを学んでください。

 午後は教授回診で、H教授が学生や研修医を指導されています。
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 質問に答えられないと、宿題になります(学生は実習の最後のまとめで再度質問されますので、それまでに勉強しておくこと! 研修医は次週までにしっかりと身につけておくこと!また同じことを聞かれますヨ。)。今日は、Stunned myocardiumとHibernating myocardiumの違いを質問されていました。試験でよく問われますので、学生はしっかり勉強しておいてください。不整脈の発生機序に関しても、異常自動能・Triggered activity・Reentryなどのkey wordsが出てきていたと思います。ちょっと学生には難しいかもしれませんが、考え方としては知っていないと病態を理解できないので、一度勉強しておくのが良いでしょう。 

 他大学の学生や研修医で、循環器内科見学希望の方は、是非木曜日にお越しください。多くの指導医の参加するカンファレンスでの指導を体験してみてください。また、病棟の雰囲気なども感じ取っていただければと思います。
 見学希望の方は、神戸大学医学部附属病院 循環器内科のホームページに記載された連絡先に電話もしくはメールで連絡をいただければ、日程などご希望に応じて対応させていただきます。 ty