教官のつぶやき+近況<研究、診療、教育、医局>
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NHKスペシャル 人体
 9/30のNHKスペシャル「人体」を、たまたま見ました。山中先生とタモリさんの司会でしたが、強調の仕方や取り上げかたは、NHKらしいなあ〜という感じでしたが、まあそのレベルの高さには驚かされます。 正直、普段は医学や科学に関わらない方に、あのレベルの話をして、理解をしてもらおうと努力されていることには脱帽です....情報が、すごいスピードで一般常識になる....そういう時代なのだと痛感します。 
 以前も、ゲノム編集(Genome editing)の話を、NHKのクローズアップ現代で見て、驚いた記憶がありますが、一流の研究者に取材をして、わかりやすい映像で構成されていました。科学者の端くれが、そんな番組で勉強して....と思われるかもしれませんが、全体像はなかなか見えづらい現状があります。 現代は、ある革新的な手法がある分野で開発されると、それを医学分野でも他のバイオの分野でも、ほぼ同時進行で一気に研究が進展し、さらなる改良と実用化が進んでいく時代です。それを、ある分野の科学者が、自分に関係する論文を読むことで、全体像が見えてくるような勉強はできません(想像はできるので妄想では考えますが、現実の方が先を行くことも多いです)。例えば、誰かが書かれる総説を読んだり、ましてや日本語の解説書が出るような頃には、その方法はベンチャー企業がコマーシャルレベルの確立された実験方法にして(マージンも多くとりながら)売り出していることが多いと思います。私は、冗談半分、本気半分で、コスモバイオのカタログやある研究手法のパンフレットで勉強すると解りやすい....と言うのですが、本当にそういう時代になっています。
 番組「人体 神秘の巨大ネットワーク」では、エクソソーム(exospme)のことを、ウイルスメールみたいなもので、がん細胞からのメッセージを受け取って開けてしまうと転移がしやすい環境になって.....という表現をしていましたが、まさに...という感じです。エクソソーム中のmicroRNAを複数のガンの腫瘍マーカーとして用いることで、同時に複数のがん検診が可能となるシステムを紹介されていました。現在、世界ではこの考え方で、あらゆる分野の医学研究が進行しており、将来は1滴の血液で、かなりの疾患の罹患しやすさとか、上記のがん検診が当たり前のように行われるようになると思われます。 正常細胞も異常な細胞もがん細胞も、みんなエクソソームを出して、体の中の他の細胞にシグナルを送っているわけで、ホルモンやサイトカイン・ケモカインなどの蛋白質である必要がありません。ヒトゲノム解析で、non-coding RNAが多すぎるくらい多いことがわかりましたが、それにも意味があるわけです。 まあ、興味のある人は、勉強してみてください。(大学院の試験を受ける人は、これくらいは勉強しておくことをおすすめします) 
 循環器領域でも、このエキソソームの研究がかなり進んできています(もう、企業と組んでされている人もいらっしゃいます)が、まだ私の知る範囲では、大きなイノベーションには繋げられていないと思われます。 誰かチャレンジする人はいませんでしょうか? 
 番組の中に、循環器領域でも有名な先生が数多く出演されていましたね。もっと、取り上げられて、循環器研究が活発になれば、嬉しく思います。 ty  

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韓国に行っていました
 日本動脈硬化学会の関係で、韓国の動脈硬化学会に招待されて、プレゼンをするためにソウルに行っていました。 北朝鮮の建国記念日に、なんとソウルにいて、観光を楽しんでいました。 IMG0245.jpg
その影響か、帰りの9/10の飛行機はガラガラでした。 韓国の人たちは、どうかというと、全く平気で、いつものように....という雰囲気でした。
 韓国は、何度か行っていますが、まあ違和感はありませんね。 しかし、言葉は全くわかりませんので、英語のありがたみを痛感します。 日本人が立ち寄るような場所には、日本語の表記もされています。 私がいた学会場の近くは、あまり日本人が立ち寄らない場所なのか、レストランのメニューでも、日本語表記がなく、場合によっては英語の表記もなく、少し困りました。 
 しっかり、カルビ焼肉は食べましたよ。 IMG0257.jpg
肉の味付けは甘すぎて、ちょっと辛いソースをもらってつけるくらいでちょうど良い感じです。キムチは、本場すぎて、私の口にはあいません。 日本で食べるラーメン太郎のキムチの方が好きですね。 タクシーで移動できる場合も、私はあえて地下鉄などを使用して、いろいろなものを見たり、経験したりしたくなります。ソウルは大都会なので、イメージは(それほど複雑でもないけれど)東京のメトロのような感じです。ちゃんと、二重扉になって安全確保に努めているのと、何号線の乗り換えのときに、結構ホームからホームに長距離歩かされます。 まだ戦闘状態にある国ですね、写真のようなのが堂々と見える場所に置いてあります。 危険
interestingです。
 また、地下鉄がなんか深い(かなりエスカレーターで降りていく)感じがします。 まあ、シュルターにもなっているから、さもありなん。
ロッテ財閥のデパートで、ウロウロしていると、私の好きなPanda Express(留学していたUCSDでは、よくこのChinease Fast Foodでお昼を食べていました。 Two Entry Plateというのが好きで、おかず2品目と焼き飯か焼きそばかを選べます。 でも、私はいつもhalf and halfで両方いれてもらいます。)を見つけてしまい、何か昔ながらの友達に出会ったかのように、ちょっと嬉しくなりそれを食べてしまいました。(かなり前には、神戸のハーバーランドにもあったのですが、無くなり、現在、日本では神奈川県の川崎にしかないはずです) アメリカでは、中に”おみくじ”が書いてあるFortune cookieがもらえるのですが、韓国ではそれはありませんでした。私は、おみくじの「大吉」のように、良いことが書いてあると、それを財布の中に入れていました(10年以上経過した今でも財布の中にあります)。 
 まあ、いろいろあることが楽しいのであって、トラブルも勉強です。 あえて、失敗をしにいろいろなことにチャレンジする方が、楽しい人生を送れると思っている、今日この頃です。 ty
 

研究について
 研究をすると、色々な人との出会いがあります。 先週の神戸免疫感染症セミナー(大学院講義も兼ねている)にお越しいただいた、K大学の皮膚科のK先生の講演が刺激的でした。 私自身は、循環器以外の研究分野の研究者の方にお会いすることで、楽しいと感じることが良くあります。 K先生の切り口や、臨床医としての研究への取り組み方や考え方は、同じような方向性の部分にも共感しますし、真似できない位の革新的な考え方や物事の進め方には、見習いたい(あやかりたい)と思うところが数多くありました。 改めて、『思いの強さ』は大切だと思いました。 
 私も、皮膚から紫外線で動脈硬化を予防したいと思ったりして、皮膚という臓器の面白さ・特殊さを感じています。 皮膚のリンパ節の話しもでてきていましたが、私は今でも血管のリンパ節を同定して解明したいとどこかで思っていたりして、色々と思っていても出来ていないことに気づかされました。 ”見る・観る”ことの大切さも強調されていましたが、内科医としては”診る”大切さも再認識しました。 常々、素直に物事を見るようにしたいと思っていますが、人間はすぐに先入観で物事を見てしまいます。 注意しないといけません。 
 お食事・お酒もご一緒しましたが、い〜調子で(少しですが)日本酒もいただき、案の定、頭痛がでました(私は、ビールは大丈夫ですが、日本酒で頭痛がします。血管拡張作用が他のお酒よりも強いのでしょうか? おいしいお酒で、翌日には残りませんでしたが)。 
 大変activeな活動をされている先生とお話をすると、こちらも活性化されます。また、がんばります。 ty
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腸内細菌学会
 6/15〜16は、神戸のハーバーランドで開催された「腸内細菌学会」に参加させていただきました。 
最終日は、臨床分野からのセッションがあり、消化器内科(消化管・肝臓病)・腎臓内科からの話、そして私が循環器からの話をさせていただきました。 基礎研究に比べると、まだまだですが、いろいろな分野で腸内細菌と疾患発症との因果関係を調査する研究が進んでいます。 
 いつも思いますが、循環器以外の学会は、大変勉強になります。広い視野・視座で物事を見るトレーニングをしていきましょう。

 そう、6/17は、研修医勉強会です。 関連病院の研修医の先生は、是非進んで参加いただき、いろいろなことを学んでください。 ty

研究EXPO(第2回)が開催されました
 1月7日の土曜日に、神戸大学(神緑会館)で大学院生を中心にした研究成果の発表会が開催されました。
関連病院の後期研修医の先生も研究成果を発表いただき、大変勉強になりました。 名称未設定 1

 関連病院の研修医の先生を中心にした、2017年の研修医勉強会は、6月17日(土曜日)に大学内で開催する予定です。大学病院ならびに関連病院のすべての研修医はご参加いただけますし、優秀演題は表彰もされます。 ぜひ、指導医にしっかりと指導してもらい、カッコよくプレゼンをしてください。 ty